行方先生の「英文読解術 Mr.Know-All」で英語と文学を楽しむ

 どうも皆さん、優です!今日は皆さんに一冊、英語と文学を同時に楽しむことのできる良書を紹介します!!

 

 「英文読解術 Mr.Know-All(行方昭夫著)」

 

 この本は第一部、第二部の二部構成です。第一部ではサマセット・モーム著の「物知り博士(原題:Mr.Know-All)」を読みます。この短編は分量もあまり多くはなく、また文法事項においてもそれほど難解な文法事項は問われないため、あまり英語にまだ堪能では無い人も楽しむことができます。英単語についてはちょくちょく知らない単語が出てくるかとは思いますが、文構造さえ取れれば単語は知っているか否かの問題なのであって知らなかったやつはそこで調べて、覚えたら解決です!さらにこの短編の内容に関しても全く難解ではありません。結構文学作品っていうとテーマが実存だとか、肉体と精神だとか言った具合にあまりに難解でお話を楽しむというより、そう言った哲学的議論に耽るという感じで結局なんだったのかよくわからなくなることがしばしばあると思うのですがこの本でそうなることは絶対にないと明言できます!!内容についての言及・ネタバレは避けますが、最終的には「Kelada(ケラーダ、原題のMr.Know-Allとはこの人)お前、、、いい奴だな!」となってかなり読後感はいいので皆さん是非読んでみて欲しい!!!

 

 そして第二部では行方昭夫先生がどのように英語を学んでてきたのかが綴られたエッセイがついています!!このエッセイには写真も豊富に添付されており、少年時代の行方先生がどんな少年だったのかがわかります。行方先生が英語を教わっていたネイティブの女性とのショットも収録されていてとってもチャーミングです!!特に今英語の勉強にstruggleしている人であればこの本は英語学習そのものにも、またモチベーションアップにもオススメです!!